2000年以後の「春の祭典」

ダニエレ・ガッティ/フランス国立管弦楽団(2008)
CD−R(En Larmes ELS09−771/2)

1.メシアン/微笑
2.ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
3.ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
4.  〃   /交響詩「海」

  ダニエレ・ガッティ指揮
    フランス国立管弦楽団
   2008年9月18日ライヴ録音
     パリ/シャンゼリゼ劇場

 ダニエレ・ガッティは2008年のシーズンからフランス国立の首席指揮者に就任しています。これは本拠地のシャンゼリゼ劇場での定期演奏会ライヴです。春の祭典といえばシャンゼリゼ劇場で初演されたことで知られていますがこのプログラムはフランス音楽の名曲ドビュッシーの「牧神&海」の他にメシアンの「微笑」が演奏されています。
 「春の祭典」の演奏は大変勢いのある演奏で管楽器の見事な演奏が素晴らしい。春のロンドは聞き物です。第2部の「いけにえの賛美」はスピード感のある演奏です。
「牧神の午後への前奏曲」は豊かな響きのフルートと明るい響きのホルンで始まるきれいな演奏。「海」はさすがに素晴らしい響きを出しています。「波の戯れ」ではテンポの微妙な変化が波の動きの変化のようです。「風と海との対話」では後半で合いの手のパッセージがホルンとトランペットによってゆったりと高らかに挿入されています。  


トップへ
戻る
前へ
次へ