チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲の演奏

デイヴィド・ギャレット(1997)
CD(DGG UCCG−1082) 

1.チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
                 ニ長調Op35
2. コーヌス/ヴァイオリン協奏曲ホ短調

  デイヴィッド・ギャレット(ヴァイオリン)
  ミハイル・プレトニョフ指揮
   ロシア・ナショナル管弦楽団
   1997年10月録音

 デイヴィッド・ギャレットは1980年ドイツ生まれのヴァイオリニスト、イダ・ヘンデルに師事しています。この録音はまだ16歳の時のもので、若さあふれる演奏です。音楽に取り組む少年の輝きが感じられます。アバドとの共演もありその腕は確かなものです。
 コーヌスはロシアのヴァイオリニストです。1898年に作曲者によって初演され、クライスラーやハイフェッツによって演奏会で取り上げられていました。ギャレットによってこの曲の全貌があきらかにされています。3つの楽章が切れ目なく演奏されます。コーヌスは作曲をタネーエフに師事しており、ロシア的な響きのオーケストラにささえられたヴァイオリンが鳴り響きます。


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