チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ラティカ・ホンダ=ローゼンベルク(2000)
CD(ARTE NOVA 74321 770662)

1.ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲
               第1番イ短調Op77
2.チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
                 ニ長調Op35

 ラティカ・ホンダ=ローゼンベルク(ヴァイオリン)
  リオル・シャンバダル指揮
   スロヴェニア放送交響楽団
  録音  2000年5月16〜22日
    スロヴェニア・フィルハーモニー大ホール

 ラティカ・ホンダ=ローゼンベルクは日系ドイツ人で、1998年のチャイコフスキーコンクールで2位入賞しています。これは2年後に録音されたものです。
 ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番は第3楽章:パッサカリアが聞き物です。オーケストラが大変素晴らしい響きを出しています。第4楽章:ブルレスクの明るい演奏はショスタコーヴィチのテーマとも言えるフレーズが調子よく響きます。ソロが大変素晴らしい。
 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は第1楽章が遅めのテンポでじっくり聞かせてくれます。カデンツァが面白いのは一部崩して弾いていることでしょう。第3楽章の鮮やかなボーイングは見事です。


トップへ
戻る
前へ
次へ