「海」の演奏(2)

シルヴァン・カンブルラン/バーデン・バーデン・フライブルクSWR交響楽団(2004)
CD(hanssler CLASSIC CD93.067)

ドビュッシー/管弦楽
1.管弦楽のための映像
   1)ジーグ
   2)イベリア
   3)春のロンド
2.神聖な舞曲と世俗的な舞曲
3.交響詩「海」

  シルヴァン・カンブルラン指揮
  バーデン・バーデン・フライブルクSWR交響楽団
  ウルスラ・エイゼルト(ハープ)(舞曲)
  録音 2001年1月23日(ジーグ&ロンド)
      2001年2月28日&3月1日(イベリア)
      2004年2月18日(舞曲)
      2004年2月5&7日(海)

 カンブルランが旧南西ドイツ放送交響楽団を指揮したドビュッシーです。
 「管弦楽のための3つの映像」は「ジーグ」の響きを聞くと胸が躍るようです。「イベリア」はスペインの香り漂う抜群の演奏です。
 「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」は弦楽とハープのための作品で、半音階ハープのために作曲されたのですが、現在はペダル・ハープで演奏されます。演奏は抜群の響きです。
 「海」は第1曲「海の夜明けから真昼まで」は音の厚みが素晴らしくコーダは打楽器の響きが素晴らしい。第2曲「波の戯れ」は弦楽のきらめき、管楽器の美しい響きが聞き物。第3曲「風と海との対話」では冒頭の響きが見事です。ティンパニのうねりは雷鳴にも聞こえます。ホルンと弦楽の対話もきれいです。後半の合いの手パッセージは挿入されませんが圧倒的な響きが凄いです。


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