チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲の演奏

川久保 賜紀(2002)
CD(TRITON OVCT−00009)国内盤 
 
1.チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
                  ニ長調Op35 
2.プロコフィエフ/ヴァイオリン・ソナタ第2番
     ニ長調Op94bis〜第1楽章&第2楽章
3.チャイコフスキー/瞑想曲ニ短調Op42−1
4.サラサーテ/ツィゴイネルワイゼンOp20

  川久保 賜紀(ヴァイオリン)
  ドミトリー・リス指揮
   ロシア・ナショナル管弦楽団(1)
  イリーナ・ヴィノグラードヴァ(ピアノ)(2〜4)
    2002年6月7〜21日録音
    モスクワ音楽院大ホール・ライヴ

 川久保賜紀が2002年のチャイコフスキー国際コンクールで1位なしの2位を受賞したときのライヴ録音です。使用楽器は1707年製のストラディヴァリ「カテドラル」という名器。
 チャイコフスキーの協奏曲は楽器の能力を存分発揮した豊かな響きでありライヴ独特の緊張感があります。第3楽章の冒頭でソロがありますが、ピツィカートでアルペッジョにする余裕を見せています。プロコフィエフのソナタはヴァイオリンの表現力が豊かで大変魅力的です。「瞑想曲」はチャイコフスキーのメロディーの美しさを、「ツィゴイネルワイゼン」は前半ではヴァイオリンの豊かな響きと繊細な音、後半ではピツィカートとボウイングの素晴らしさが聞き所でしょう。


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