
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲の演奏
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CD(NSS MUSIC AVCL−25111)
ナージャ/ヴァイオリン協奏曲集
1.チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
ニ長調Op35
2.アサド/ヴァイオリン協奏曲ニ長調(2003)
ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ(ヴァイオリン)
マリン・オールソップ指揮
コロラド交響楽団
2006年11月ライヴ録音
アメリカの人気ヴァイオリニスト、ナージャが自主制作したCDです。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲はダイナミックで女性とは思えないヴァイオリンがホール一杯に響きます。主題、カデンツァと息をもつかせぬ演奏です。第1楽章が終わると熱狂的な拍手が入ります。第3楽章がかつてない激しさを感じさせます。冒頭の気迫みなぎる演奏はオーケストラからして違いを感じます。久々に熱気あふれる演奏を聴きました。
クラリス・アサドの協奏曲は大学の卒業記念に書いた曲でナージャのために書いたものです。現代作品ながら古典様式を継承した作品で第1楽章:モルト・エスプレシーヴォ、第2楽章:アンダンテ・エスプレシーヴォ、第3楽章:コン・フォコとなっています。第1楽章のロマンティックな響きは魅力的です。オーケストラの編成は大きく、パーカションの多彩な響きが聞き所です。調性がニ長調でヴァイオリンが最もよく響くのでチャイコフスキーのあとで聴いても違和感がありません。 |
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