ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

メラ・テネンバウム(2001)
CD(essay CD1076)

テネンバウム/ヴァイオリン協奏曲集
1.ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61
         (カデンツァ:テネンバウム)
2.モーツァルト?/ヴァイオリン協奏曲ニ長調
            K294a「アデライデ」

  メラ・テネンバウム(ヴァイオリン)
  リチャード・カップ指揮
   チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団
    2001年6月録音(1)
    1999年12月録音(2)プラハ放送スタジオ
      
 テネンバウムはアメリカの女流ヴァイオリニストです。演奏は華やかとはいえませんがテクニックは素晴らしいものを持っています。
 ベートーヴェンの協奏曲では第1楽章のカデンツァはテネンバウムの自作でピツィカートで始まる大変素晴らしい無伴奏ヴァイオリン作品といえます。第2楽章最後の長いカデンツァも自作、第3楽章のカデンツァもテネンバウムの自作です。新しい演奏を聴きたい方にはたまらない演奏です。ヴァイオリンの響きは美しいです。
 モーツァルトの作品とされて出版された「アデライデ」協奏曲はモーツァルトの作品ではありませんが古典派のヴァイオリン協奏曲として、モーツァルト風の作品として楽しめる曲です。


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