メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

ダニエル・ホープ(2007)原典版
CD(DGG 477 6634)

メンデルスゾーン/弦楽作品集
1.ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op64
           (1844年原典版)
2.弦楽八重奏曲変ホ長調Op20
             (1832年改訂版)
3.魔女の歌Op8−8(ヴァイオリン編)
4.ズライカOp34−4(ヴァイオリン編)
5.歌の翼にOp34−2(ヴァイオリン編)

  ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)(1〜5)
  トーマス・ヘンゲルブロック指揮(1&2)
    ヨーロッパ室内管弦楽団(1)
  ヨーロッパ室内管弦楽団メンバー(2)
  セバスティアン・ナウアー(ピアノ)(3〜5)
   2007年6月録音

 名曲メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の1844年オリジナル版による演奏です。この楽譜が見つかったのは最近で復活演奏は1989年に
されていました。この録音はファン・クーレンに次ぐ録音です(世界初録音とクレジットされていますが2つ目です)。違いは随所にあります。聞き進むたびに驚きの連続です。オクターブの違いはまだ良いほうで、まったく異なる音型が入ります。またカデンツァが短いのでびっくりです。オーケストラにも違いがありますので大変興味深いです。
 弦楽八重奏曲は1825年の作品ですが、この録音は1832年の改訂版による世界初録音です。ヨーロッパ室内のメンバーとダニエル・ホープ(第1ヴァイオリン)による演奏です。3つの歌曲のヴァイオリン編曲は「魔女の歌」が聞き物です。激しいピアノがまるで魔女のようです。最後の「歌の翼に」を聞くとほっとします。


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