ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の演奏

カトリーン・ショルツ(2004)
CD(BERLIN Classics 0017712BC)

ショルツ/ベートーヴェン&ブルッフ
1.ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61
  (カデンツァ/第1楽章:ヨアヒム、
           第3楽章:クライスラー)
   24:06/8:53/9:46(計42分45秒)
2.ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op26

  カトリーン・ショルツ(ヴァイオリン)
  ミヒャエル・ザンデルリンク指揮
    ベルリン室内管弦楽団
     2004年5月23〜25日録音

 ショルツのベートーヴェンとブルッフです。ベートーヴェンの協奏曲は大変美しい響きのヴァイオリンで力みのない素晴らしい演奏です。小編成の室内楽団がバックで管楽器の音も明瞭です。カデンツァはヨアヒムのもので1743年製のガダニーニの美音がホール一杯に響きます。第2楽章、第3楽章とショルツの美しいヴァイオリンは変わりなく、鮮やかなボーイングで弾ききっています。
 ブルッフの協奏曲は序奏のすすりなくようなヴァイオリンが素晴らしい。第1楽章の聞き所は重音も鮮やかで、楽器がよく鳴っています。第2楽章のアダージョもショルツの魅力あふれる演奏で、第3楽章も鮮やかなテクニックで重音の多いこの曲を見事に弾いています。この曲もオーケストラが素晴らしい響きを出しています。


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