
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲の演奏
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CD(WANER CLASSICS 0190295179205)
ベートーヴェン/協奏曲集
1.ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op61
(カデンツァ:クライスラー)
2.ロマンス第1番ト長調Op40
3.ロマンス第2番ヘ長調Op50
五嶋 みどり(ヴァイオリン)
ルツェルン祝祭管弦楽団
ダニエル・ドッズ(リーダー)
録音2020年3月1日
五嶋みどりがルツェルンで演奏したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲です。ジャケットでは弦楽合奏団になっていますが、管弦楽団による演奏です。
ヴァイオリン協奏曲は程よいテンポで歌う演奏でヴァイオリンの美音をたっぷり楽しませてくれます。キレのよいヴァイオリンで透明感もありホールに響き渡るヴァイオリンが素晴らしいものです。そしてオーケストラも素晴らしい演奏です。カデンツァはクライスラーのものです。力強い演奏でホール一杯に響きます。実に素晴らしい演奏です。第2楽章のラルゲットはホルンの響きと共に美しいヴァイオリンが奏でられます。優雅な響きでファゴットとの絡みも聴きどころです。美しさあふれる演奏です。第3楽章の演奏もよいテンポです。それだけにヴァイオリンがよく響きます。重音もきれいです。ここでもファゴットとの二重奏が素晴らしいものです。カデンツァは感動的でここでも豊かな響きを聴かせてくれます。そしてオーケストラの整然とした素晴らしい演奏も特筆ものです。
ロマンス第1番ト長調はみどりのヴァイオリンが歌うロマンスの美しさがあります。オーケストラの響きもまた素晴らしい。よい演奏です。
ロマンス第2番は「ヘ調のロマンス」として知られた名曲です。この美しいロマンスをみどりが演奏すると冒頭から大変美しいヴァイオリンが響きます。中間部のすすり泣くようなヴァイオリンがまた素晴らしい演奏です。こちらもよい演奏です。(ドイツ盤) |
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